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押出機の基本知識!押出機がプラスチック製品製造の鍵

CTE シーティーイーのHTM型2軸混練押出機で生産された高品質木粉ペレット。

プラスチック製品の製造に欠かせない押出機。しかし、押出機という言葉を聞いても、専門的な用語や仕組みについては分からない方がほとんどかもしれません。そこで、今回は押出機の基本についてわかりやすく紹介します!

押出機とは?


押出機は、樹脂を熱で融かしながら混ぜ合わせ、金型からチューブやシート状に押し出す装置です。バッチ式では一回ずつ原料を投入する必要がありますが、連続して混練ができる押出機を使うことで作業効率が大幅に向上します。

押出機は用途や軸の数によって異なり、主に単軸型と2軸型に分類されます。高濃度のフィラーコンパウンドには2軸型が適しています。

押出機の種類


押出機は「混練機」と「成形機」に分かれます。混練機はプラスチック製品の原料となるペレットを製造し、成形機は実際のプラスチック製品を作ります。また、押出機はスクリューの数によっても分類され、主に単軸型、2軸型、多軸型があります。

2軸型押出機は、添加剤や顔料を混合する際に活躍し、特に高い混練性が求められます。2軸型には「噛み合い型」と「非噛み合い型」があり、噛み合い型はスクリューが互いにかみ合いながら回転し、均一な混合を実現します。一方、非噛み合い型はスクリューが別々の方向に回転し、ガス抜け性能が高いのが特徴です。CTEの押出機は、この噛み合い型と非噛み合い型の両方に対応できる設計を持っています。

押出機の仕組み


押出機はフィードゾーン、ニードゾーン、押出ゾーンの3つのゾーンに分かれます。フィードゾーンでは原料を投入し、ニードゾーンで融かしながら練り、押出ゾーンで安定的に押し出します。

「ガス抜け」の重要性もあり、膨張した空気がホッパーを詰まらせるフィードネック現象を防ぐためには、押出機内での空気の逃がし方が重要です。効果的なガス抜けが実現できれば、ペレットに気泡が入りにくくなり、成形不良のリスクが軽減します。

シーティーイーの押出機


シーティーイーは、混練性の高い2軸型押出機の開発において高い技術力を誇ります。特許を保有し、高性能・高品質な機械を提供しています。HTM型2軸混練押出機は、高速ロータによる高い混練性を実現し、温度管理も優れ、ガス抜きにおいて卓越した精度を発揮します。特に、HTM型タンデム式混練押出機は、高フィラーコンパウンドにおいて世界最高品質で圧倒的な分散性と高吐出量を実現した当社のフラッグシップモデルです。

HTM型2軸混練押出機とHTM型タンデム式混練押出機

こ押出機について理解を深めることで、プラスチック製品の製造プロセスをより身近に感じられるかもしれません。詳しくはこちらの記事で!

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